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【小児科医の前代未聞プロジェクト!孫と暮らせる理想の町とは?】

放送日:2016年8月4日(木) 16:47~17:53
放送局:よみうりテレビ

小児科医が前代未聞のプロジェクトに挑む。
医師が目指すのは家族三世代が楽しく暮らせる町を作ることで日本一忙しい小児科医をモクゲキした。

和歌山・新宮市のすずきこどもクリニック・鈴木医師は日本一忙しい小児科医と言われており、彼のクリニックには連日160人近い子ども達がやってくる。
しかし、鈴木医師の仕事はこれだけではなかった。

鈴木医師は休診日に東京都内のダンススタジオ「SOUL AND MOTION DANCE STUDIO」に訪れ、過疎地域対策の計画をSAMに提案した。

鈴木医師が取り組もうとしているのは介護施設を建設し、周辺にダンススタジオや飲食施設を整備するという理想郷でSAMに何度も交渉を繰り返し、説得に成功した。
SAMは話を聞いた当初、できるかどうかが疑問だったが、発想や熱意に押されたと話す。

今年4月、鈴木医師は飲食店に先駆けて新宮市内に高齢者介護施設をオープンさせた。
従来の介護施設とは違い、明るくゴージャスな内装とベンツを送迎車として使用するなど入居者がわくわくする演出を取り入れた。

入居費は10万円をきる1人8万9000円で鈴木医師は小児科診療の合間を縫って、高齢者施設でも週二回定期的な診察を行っているが、入居者のほとんどが1人きりなど家族との距離は近くないのが現状だった。
鈴木医師は三重・伊勢市出身で2001年に自治医科大学に入学し、新宮市に小児科クリニックを開業したが、なぜ高齢者介護施設を建設するに至ったのか?
きっかけは地元の釣り仲間が老後の暮らしに不安を抱いていることを知ったことだった。

鈴木医師は入居者家族が気軽に集える公園・レストラン・ダンススタジオの整備を行った。
その総工費は15億円で貯金はゼロになった。
鈴木医師は妻に反対されながらも水面下でことを進めていった。

鈴木医師はいつも午前2時に起床し、クリニックへ向かう。
鈴木医師は「寝ている時間が損」と話した。この時間で診療準備や街づくりや飲食店の基礎知識を勉強している。

今回、鈴木医師が一番こだわっているのは飲食店のプロデュースである。
食べあるきの趣味を生かしたメニューの商品開発も行っている。
また、大阪市のイタリア料理店など、既存レストランの呼び込みにも取り組んでいる。

8月1日、鈴木医師が手がけた「海賊公園スクエア」がオープンした。
ここでは和歌山で初となるSAM主宰のダンススタジオも併設されている。
フードコートや鈴木医師が出店を依頼したビストロJINのお店も評判が良い。
メニューには子どもや高齢者を意識したメニューもある。

鈴木医師のプロジェクトについて、何かをしたいと思っている医療従事者は多い。

コメンテーターのコメント
「私利私欲だけでなく、人が幸せになるために力を使える人だから、みなさんが力を貸してくれる」
「国とか自治体がもっと関与してもいいのかなって思う。」
「お金を調達するところも相当苦労されていると思うんですよ。」
「VTRに出てこないところの苦労をいろんな方がサポートできているかなっていうところが考えるところもあると思う。」
「患者さん、ご家族、本当の意味で医療社会になってほしいなと思います。」

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